\集まれチビッコ Go! Go! バス/『バスフェスタ2015 in TOKYO』
2015年10月3日(土)、東京・代々木公園ケヤキ並木で『バスフェスタ2015 in TOKYO』が開催されました!2015年は、昨年の来場者数を約4,000名も上回り、過去最高となる約31,000名のご来場をいただきました。
バスのデザインコンテストでは、応募総数887点の「夢のバス」の中から、国土交通大臣賞、日本バス協会会長賞、審査委員長賞、団体賞が表彰されたほか、ステージイベント、会場展示やイベント、バスグッズ販売コーナーなど、バスフェスタならではのお楽しみが盛りだくさん。関西地区からも初めてバス事業者が参加して、チビッコに大人気のバスキャラクターもさらに増え、人気投票も行われました。
■今年はチビッコだけで大勝利!「バスと綱引き!」で約11トンのバスが動く!
●チビッコに大人気のコーナー「バスと綱引き!」で大勝利!
昨年、初めて登場した大人気コーナー「バスと綱引き!」。今年は、立川バスの「すみっコぐらしバス」で実施され、約11トンのバスを20人のこどもたちだけで10m動かしました。総合MCをつとめる芸人「ななめ45°」の3人のかけ声もあって、チビッコパワーを見せつけました。みなさまお疲れさまでした。大勝利おめでとうございます!
- 立川バスの運転士さんと記念撮影
- ななめ45°もビックリ!10mラインまでバスが動いた!
■バスキャラクターの人気投票バトル!?「バスキャラコンテスト」第1位は誰の手に?
●チビッコの認知度もアップして、大人気のバスキャラクター
今年もバスフェスタにたくさんのバスキャラクターが遊びにきてくれました。バスキャラクターが一斉に登場するバスキャランウェイでは、チビッコも大興奮。多くの来場者のみなさまと触れ合いながら、バスの大切さを伝えてくれました。
・かんにゃん。|関東バス
・エンジェ|西武バス
・スカイツリーシャトルそららくん|東武バス
・ピンポン・パンポン|京王電鉄バス
・PASMOのロボット|PASMO協議会
・きゅんた|小田急バス
・ノッテちゃん|東急バス
・かなみん|神奈川中央交通
・しろまるひめ|姫路市(特別参加)
今年は、バスキャラクターの人気投票も実施され、来場者の注目を集めていました。第1位に輝いたのは…。
- 第1位のグランプリは…東急バスの「ノッテちゃん」でした
受賞の瞬間、チビッコたちに囲まれて、うれしそうです
- 第3位は小田急バスの「きゅんた(右から2番目)」
第2位は神奈川中央交通の「かなみん(右端)」でした
■バスのデザインコンテスト応募総数887点の「夢のバス」から受賞者が決定!
●2年連続受賞者も誕生!応募総数887点から今年の受賞者が決まりました!
バスのデザインコンテスト応募総数887点の中から、国土交通大臣賞を髙久倫太郎さん(小2・東京都)、日本バス協会会長賞を吉田祥大さん(小5・愛知県)、審査委員長賞を三樹慶乃さん(小5・神奈川県)、団体賞を小平市立小平第12小学校(東京都)がそれぞれ受賞。国土交通大臣賞の受賞作品は、西武バスのラッピングバスとして、この日晴れやかにお披露目されました。西武バスのラッピングバスは、所沢ターミナルを起点とする路線バスとして、運行します。
- ラッピングバスを運行する
西武バス株式会社の池田敦社長
- バスのデザインコンテスト受賞者
三樹慶乃さん、吉田祥大さん、髙久倫太郎さん、
国土交通大臣賞受賞作品ラッピングバスは、所沢ターミナルを起点とする路線バスとして、運行します
- 国土交通大臣賞の髙久倫太郎さんとご家族で記念撮影
- バスのデザインコンテスト受賞作品
- 団体賞
東京都・小平市立小平第12小学校の作品
【表彰式インタビュー】
国土交通大臣賞を受賞した髙久倫太郎さん
●生き物と遊ぶイメージでバスをデザインしました
「とてもうれしいです。びっくりしました。自分の絵のラッピングバスに乗ってみたいです。(虫などの)絵は生き物と遊ぶ気持ちで描きました」とコメントしてくれました。
日本バス協会会長賞を受賞した吉田祥大さん
●世界が平和になりますようにと願って描きました
「兄と同じ賞をもらえてうれしいです。今年は戦後70年なので、世界が平和になりますようにと願って描きました」と語ってくれたのは、2014年にも審査委員長賞を受賞した吉田祥大さん。吉田さんのお兄さんも2011年度のコンテストで日本バス協会会長賞を受賞されていますので、兄弟そろっての受賞となりました。
審査委員長賞を受賞した三樹慶乃さん
●私の住んでいる平塚市の海をイメージして描きました
「このコンクールで初めて受賞したのでとてもうれしいです。私の住んでいる平塚市の海をイメージして描きました」とコメントしてくれました。
団体賞を受賞した小平市立小平第12小学校231名のみなさま
小平市立小平第12小学校の校長先生が大のバス好きということで、昨年から全学年で応募されています。
■関西からも初参加!人気のバスグッズコーナーも大盛況
●関西のバス事業者「チーム関西」が出展
関西のバス事業者が初めて『バスフェスタ2015 in TOKYO』に出展されました。「チーム関西」ともいえるメンバーは、神姫バス、奈良交通、京阪バス、阪急バス、姫路観光コンベンションビューローのみなさまです。グッズコーナーでのオリジナルグッズの販売のほか、姫路市のキャラクター「しろまるひめ」も遊びにきてくれました。
- 関西地区から初参加の奈良交通
バスガイドの地福さん
【インタビュー】奈良交通の地福さん
●奈良の奥深い歴史に魅かれて入社
修学旅行のガイドさんに憧れてこの世界に入ったという奈良交通の地福さん。「旅は皆様の楽しい思い出にも残る大切なものなので、そんな仕事に携われたらと思い、選びました」。
鹿児島県のご出身ですが「九州でやろうとも迷いましたが、奈良は世界遺産もたくさんあり、皆様にご案内する機会も多いかと思いました」という理由で、奈良の会社を選んだそうです。「寺院や仏像など、奈良は歴史が深いのが特長です。時代背景から詳細まで、覚えるのは大変ですが…」。
現在は、修学旅行や会社の研修旅行などのガイドの仕事が中心で、歌うことも大好きだそうで「好きな歌は限定できませんが、最近、お客様と一体になって歌えてよかったと思ったのは、『瀬戸の花嫁』です」と笑顔で教えてくれました。
●バスグッズも売り切れ続出!大盛況のバスグッズコーナー
バス事業者の出展ブースでは、バスフェスタオリジナルグッズも含めて、バスグッズの販売が行われました。キャラクターの人気とも相まって、売り切れ続出のうれしい悲鳴があちらこちらで聞かれました。
- 関東バス
- 日の丸自動車興業
- 奈良交通
- 神姫バス
- 阪急バス
- 京阪バス
- はとバス
- 西武バス
- 京王電鉄バス
- 東武バス
- PASMO協議会
- 小田急バス
- 神奈川中央交通
- 立川バス
- 東急バス
■安らぎと癒しの空間づくりにこだわる!高速夜行バス「プリンセスロード」
●女性利用者にも配慮した快適な空間づくり
東京の渋谷・新宿と姫路・加古川・神戸三宮を乗り換えなしで結ぶ高速夜行バス「プリンセスロード」は、東京と姫路の各起点から夜に出発して、それぞれ朝6時台に到着するため、観光からビジネスまで、たっぷりと時間を使いたい方には特におすすめの路線です。現在、神姫バスと京王バス東で共同運行されています。バスフェスタに出展された車両は神姫バスのものですが、京王バス東でも新しい車両の導入が予定されています。
「このバスの設計にあたっては、とにかくいろんなところにこだわりました!」と語るのは、開発担当の佐藤さん(神姫バス)。3列シートのゆったりとした車内には、「快適に過ごしていただきたいために、”個の空間づくり”を意識してます」とのこと。カーテンをしめると、車内でもプライベートな空間になるように工夫されているほか、「女性のお客様のご要望を取り入れ、ひざ掛けも大きなサイズのものを採用して、全身すっぽり覆えるようにしている」そうです。
座席ごとに携帯やスマートフォンの充電に対応するコンセントが装備されているほか、荷物棚を新たに中央部(B席)にも配置し、トイレは車体の中央部下方に配置するなど、利用者の目線で細かいところにこだわった設計になっています。また、車体の側面には、蛍光色に光る姫路城のデザインがほどこされ、交代の運転士がゆったり休めるように簡易休憩室を設けて、夜行バスの安全性の向上にも配慮しています。
- カーテンを閉めると、個室のような空間に
- 進行方向右側の1列シートは、ゆったりとくつろげる空間
- ひざ掛けは、すっぽりと全身を覆える大きさで、
女性には特に好評
- すべてのシートに電源コンセントが設置されています
A・C席はスマートフォン用ポケットも設置
- 通路中央部に配置された荷物棚
- 車体中央部に設置されたトイレ
洗面所とは別になっていて使いやすい
- 車体脇の世界文化遺産の姫路城のデザイン
夜、光が当たると蛍光色に輝いてみえます
- 交代の運転士が横になって休める簡易宿泊施設
■スカイツリーを真下から見上げる!「スカイツリーシャトル」
●ガラス張りの天井からスカイツリーを見上げる!
東武グループのロゴカラー「フューチャーブルー」とスカイツリーの鉄骨に彩られたボディデザイン。ガラス張りの天井からは、東京スカイツリーを真下から眺めることもできるという「スカイツリーシャトル」。未来志向でありながら、上野・浅草の江戸風情あふれる景観にも合うようなデザインが特長です。
上野・浅草、東京駅、羽田空港、東京ディズニーリゾート®、お台場、埼玉県の和光・志木の6カ所から、ダイレクトにスカイツリータウンにアクセスする便利なシャトルバスです。
- スカイツリーシャトルのナンバープレート
武蔵の国=スカイツリーの高さの「634」で登録されている
- 東武バスの日向さん
「6台のシャトルバスすべてのナンバーは634です」
ガラス張りの天井からは、東京スカイツリーを真下から眺めることができる
■秋晴れの渋谷を「スカイバス」で爽快にミニ観光!
●2階建てのオープンバスで、渋谷の街を疾走!
バスフェスタではおなじみの「スカイバス」は2階建てのオープンバスで、その開放感から、観光客にも大人気のバスです。
バスフェスタ当日は、晴天に恵まれ、秋空が広がり、まさにスカイバスツアー日和でした。
写真は、今回のバスフェスタで「スカイバス」を担当された、日の丸自動車興業のみなさまです。
■めずらしいバスが今年も集合!チビッコにも大人気のバス展示!
- いまでは珍しい!木炭の代燃車「三太号」
神奈川中央交通
- 人気のボンネット!いすゞボンネットバス
NPOバス保存会
- バスの乗り方教室も大盛況!
国土交通大臣賞受賞作品ラッピングバス・西武バス
- チビッコが制服を着て運転士さんに変身できるコーナーも!
都内最後の「三扉車」・関東バス
- かわいいキャラクターラッピングバスで大人気
すみっコぐらしバス・立川バス
- ゴージャス&エレガントな車体の
ピアニシモⅢ・はとバス
- 東京都内で初めて運行された水陸両用バス
スカイダック・日の丸自動車興業
編集後記
バスが安全・安心で環境にやさしく、暮らしに便利な公共交通機関であることを、特に将来の利用者である子どもたちに理解してもらいたい、そんな気持ちからスタートしたバスフェスタ。今年のテーマは「集まれチビッコ Go! Go! バス」で、スタート当初のそんな気持ちを改めて思い返しました。
修学旅行などで出会ったバスガイドさんやバスの運転士さんにあこがれて、バスの仕事を選ぶ若者が多いのではないでしょうか。バスフェスタのような取り組みは、そのチャンスを広げるという意味のほか、チビッコたちの笑顔を見ながら、バスの楽しさ、すばらしさを分かち合うチャンスだと思います。これからの暮らしの中にも、バスが身近で大切な乗り物であり続けることを、願ってやみません。