日本バス協会について

会長挨拶

清水一郎画像
バスを夢のある産業に
日本バス協会会長 清 水 一 郎

日本バス協会は、全国の約2,300のバス事業者からなる団体で、各都道府県のバス協会とともにバス事業の健全な発展に努めています。

バスは生活に無くてはならないサービスであり、私たちバス事業者は、人々の移動と地域の基盤づくりを支える努力を続けていることを誇りにして使命を果たしています。

一方、バスは、少子高齢化による輸送人員の減少が続く中で、コロナ禍、燃料高、運転士不足など深刻な状況に直面し、バス事業を取り巻く環境は大きく変化しており、生活に不可欠な産業でありながら維持が一層困難になっています。このままでは、バス交通が消えゆくことになりかねません。

少子高齢化、人口減少、子育て支援、交通空白地域への対応といった顕在化する課題に対応し、持続的にサービスを提供していくためには、安全を第一とし、利用者や地域とともに一層の利用拡大や観光を含めた新たな需要創出に取り組むとともに、交通政策基本法の理念に基づき、国が地域とともに支援を強化する必要があると考えています。

また、デジタル技術を活用し、まちづくりや他の輸送モードとも連携しつつ、バス事業者が地域における総合的な交通サービス提供主体の中核となることもまた求められると感じています。

バスを夢のある産業に、プライドある産業として、さらに輝く時代になることを目指し、「バス再興10年ビジョン」を策定しました。
「安全安心なバスの実現」、「地域総合交通産業としての維持発展」、「人材確保と働き方改革」、EVバスの普及、自動運転の本格化、完全キャッシュレス化の実現など「次世代のバス輸送への転換」を図って参ります。

日本バス協会は、関係の皆様と連携して安全・安心なバス輸送サービスの提供に努めて参ります。バスに出来ることはまだまだあります。皆様、バスをご利用ください。

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